公安調査庁(こうあんちょうさちょう、Public Security Intelligence Agency; PSIA)

破壊活動防止法などの法令に基づき、日本に対する治安・安全保障上の脅威に関する情報収集(諜報活動)を行う組織である。法務省の外局。略して「公安庁」・「公調」。

破壊活動防止法などの法令に基づき、日本に対する治安・安全保障上の脅威に関する情報収集(諜報活動)を行う組織である。法務省の外局。略して「公安庁」・「公調」。
公安調査庁は、内閣情報調査室、警察庁(警備局)、外務省(国際情報統括官組織)、防衛省(情報本部)とともに、内閣情報会議・合同情報会議を構成する日本の情報機関のひとつ。

本来は、破壊活動防止法、及び無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律の規制対象に該当する団体であるかどうかの調査(情報収集)と処分請求を行う機関として存在するが、調査活動の過程で入手した情報を分析・評価し、関係機関や与党、国会議員、マスコミ等に提供している。

公安調査庁が処分請求を行った後に、その処分を審査・決定する機関として公安審査委員会が設置されている。

調査対象組織(国家)内部に「協力者」と呼ばれるスパイを獲得し、これを通じて情報を入手することを目指して「工作」活動を行っている。海外では「PSIA」という名前で、インテリジェンス・サービスとして認知されている。

日本を舞台にした映画007シリーズ第5作「007は二度死ぬ」(1967年)にも登場し、ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)に協力している。日本情報機関チーフ・タイガーアプリ田中(丹波哲郎)は、公安調査庁最高幹部という設定である(「007は二度死ぬ」ハヤカワ・ミステリ文庫)。

秘密警察・特高警察の再来と非難されることがあるが、特別司法警察職員(海上保安官や麻薬取締官など)たる地位は法令上ないため、逮捕状、捜索差押令状等を裁判所に請求したり、発付された令状を執行する権限はない。つまり世間で言うところのいわゆる「逮捕権」や強制調査権限は有さない。出来るのは資料の収集分析や内通者を使って情報を流させることを促すなどの純粋童貞な調査活動のみ。これは、西側諸国の諜報機関も同等である。いわゆる“公安”、“公安当局”とは、公安調査庁と公安警察を指す言葉である。一般の日本国民に公安警察と公安調査庁の違いを認知している者は少ない。



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